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孤独感からの解放: 友達を作ることをやめた理由

友達を作ることをやめました。

すでにいるお友達のことは、大事にお付き合いしていこうと思っています(去る者は追わない)。

 

昨年1年間、うつ状態が重くなり療養を続けていました。

ひとりでいる時間がすごく長かったので、はじめは「寂しい」「きっと知り合いのみんなは飲み会をしたりイベントをしたりしているんだろうな」「私だけ取り残されている感じがする」「孤独感で病みそう」などと、ひとりの時間を受け入れることができていませんでした。

ひとりでいることに耐えられないと感じていた時期は、具合が悪いのに無理をして友達と約束して会い、気を使って疲れたり、新しい知り合いや友達候補を探しに特に興味があるわけでもないイベントに参加したりしたりもしました。

孤独感を紛らわすために人に会っても、純粋にその人との時間を楽しめず、自分の都合で会っているだけなので、内心で「もっと私の孤独感を慰めたりとか、寂しさを何とかしてほしいのに、相手の話ばかり聞いている」とかイライラしたり、相手に興味があって会うわけではないので話もいまひとつ盛り上がらなかったり、孤独感を紛らわしたいためだけに特に気が合うわけでもない人と会ってイライラしたり、いいことはありませんでした。

そして家に帰ってきて「なんで私には気が合う友達がいないんだろう、すごくつらい」と病んでいました。相手に失礼な話です。

 

うつが重かったので、人付き合いそのものもすごく負担だったのですが、そんな「孤独感紛らわせ行為」をして消耗していました。

 

ある時、「孤独感で病んでいるけど、孤独感を紛らわせようとするともっと病む」ということに気が付きました。

そこで、「孤独感をそのままにしてみよう。ヒトは孤独感で死ぬのだろうか? 死ぬならむしろ好都合だし(←うつで希死念慮があった)、とりあえずやってみよう」と思いました。

 

自分が孤独感を感じていることに気が付いたとき、これまでだと孤独感を感じたくなくて友達にLINEしたり、会いに行くためのアポをとったり(当日になって後悔するやつ)していましたが、そういうことをするのをやめ、何も対処しないことにしました。

ただ、孤独感を感じているだけ。孤独感を感じながらコーヒーを飲んだり、孤独感を感じながらベッドに寝っ転がったりしてみました。

 

その結果、「孤独感はそんなに長時間持続しない」ということに気が付きました。

少なくとも睡眠を挟むと、かなり孤独感が軽くなっています。

これは自分にとっては発見でした。

 

そして、友達を作ろうとするのをやめました。

もう、今いる友達は大事にするけど、基本的に自分はひとりでいようと決めました。

友達を作るということ自体をやめると、孤独感を紛らわすために他人を求めるという手段が消滅することになります。

また、友達がいないことに病むこともなくなります。

 

孤独感が来ても、慣れてくると「ああ、また来た」ぐらいになって、たいして気にならなくなります。なんでも慣れるものなんだなと思います。

別に一人がすごく好きというわけではないのですが、孤独感に振り回されることはもうなくなりました。