私は、2017年に、新卒から17年間勤めていた会社を39歳で辞めました。
そこからほぼ定職につかずずっと「無職」として生きてきました。
つまり、普通の定年より20年早く「定年退職後」の状態になったとも言えます。
基本的に今の生活を非常に気に入っていますが、それでもはじめは不慣れなことがありました。
これから定年する人、そしてこれから「FIRE(アーリーリタイア)」を目指す人に、実際に無職になって丸5年経過した私から「今のうちから知っておいた方がいいこと」をシリーズでお伝えします。
やりたいことははじめの1年でやりつくしてしまう前提に立っておく
無職になると時間が余るということは以下のエントリーで書きました。
「暇つぶし計画(旅行や趣味など)」は、退職後大体1年しないうちにやりつくしてしまいます。
退職後のヒマは、働いている人には決して測り知ることのできないほどの、長くて深くてブラックホールのようなヒマなのです。
仲の良い家族がいるか、一生のライフワークがない限り、このヒマに丸腰で挑んでも、つぶれてしまいます。
定年後の「ヒマ」の長大さは、家庭が円満か「趣味エリート」でなければ、埋めきれないものだと考えた方がいいのです。
前回のエントリーでは、
・お金がかからず
・年をとってもできて
・場所をある程度選ばずいつでもできて
・頭を使うことができて
・人間関係を作れる
こんな趣味を作っておくことをお勧めします。
このような提案をしましたが、上記の条件がそろっていて、なおかつ自分に合った「続く」趣味を見つけるにはやはり数年はかかると思った方がいいでしょう。
私も、弓道という趣味にたどり着いたのは、無職になってから5年目のことでした。
日中に活動できる居場所を作っておくのは、健康維持、孤独感の解消に非常に重要です。
そこで、今回は、趣味を見つけることが難しい方向けに、
日中に活動できる居場所を仕事で確保する
これをご提案したいと思います。
定年後の不安は「3k」と言われています。
それは、
・お金のk
・孤独のk
・健康のk
の三つのkです。
この三つのkを、新たに仕事をすることで解消しよう、というものです。
私の場合は現在、朝4時間だけ占い師をしています。
占い師の仕事は給与が良いため、1年ほど続けてみたところ、この収入だけでも生活できる程度の収入は得られるようになりました。
そして、毎日、5~10人の相談者さんとお話をするため、会話に飢えることも無くなりました。
また、朝早起きができるようになったので、仕事後の時間を有効に使えるようにもなりました。
私にとって占いの仕事はお金のk、そして孤独のkを解消できる仕事と言えます。
ただ、在宅で座りっぱなしで働いているため、健康のkは仕事では得られないので、散歩やスポーツクラブを日課にして、健康維持に努めています。
このように、生活費確保を第一目的とするのではなく、「3つのk」を解消し、日常のペースづくりのためのお仕事をするということ。
これは自分に合う趣味を探すよりもっと簡単ですし、定年後の過ごし方としておススメの方法と言えます。
清掃のお仕事や、朝だけファミレスでのアルバイト、家庭教師など、やれることはたくさんありますので、今までのお仕事とは毛色の違う職種を選んで社会経験を積むのも、人生を楽しむ一つの方法だと思います。
よかったら参考にしてくださったらうれしいです♠
このシリーズの過去記事はこちらから読めます。
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